SURFEX は Whiteley Corporation が開発し、CDC バイオフィルムリアクターを使用して、世界初で初めて科学的に実証された DSB リムーバーです。医療関連感染(HAIs)に代表される C.difficile(芽胞菌)をはじめ、マイコバクテリウム・テラエ(TB)、 カンジダ・アウリス、コロナウイルス SARS-CoV-2(COVID-19)を含む微生物に対する除菌効果が実証されています。
バイオフィルムとは、表面に付着した微生物の薄い層を指します。 この付着した細胞は、細胞外高分子物質(EPS)という粘着性のある糊のよ うな物質のマトリックスを生成し、細胞は EPSの中に埋め込まれ、生存する細菌 やウイルスにとって保護的な環境を提供します。バイオフィルムは、環境中に広く存 在しています。例えば、口腔内における歯垢や水道、空調設備、船体、製 紙工場、石油製造所、食品加工所、医療施設内の多くの表面に存在します。
ICU において、様々な接触性の高いものから採取したサンプルには、乾燥表面 バイオフィルム(DSB)が確認できた。DSB には培養可能な菌が存在し、 その 27%は、多剤耐性菌(MDROs)でした。
ICU では、次亜塩素酸消毒が実施されていましたが、推奨濃度の塩素では、 表面から大量の乾燥表面バイオフィルム(および関連する細菌)を除去できないこ とや、有機物(タンパク質など)が塩素系消毒剤の効果を著しく低下させること が確認されました。 このことは、現在の洗浄・消毒方法が不十分であることを示 唆しています。 Surfexは、清潔もしくは汚染されているどちらの状態でも、乾燥 表面バイオフィルム(DSB)内の細菌を減少させることが実証されています。
【参考文献】Surfex 細菌、真菌、ウイルスへの 20℃で 5 分での除菌データ
オーストラリア保険省薬品・医薬品行政部(TGA)承認 ARTG No.257360